
インスタの投稿時間って、インプレッションの増加に重要なの?



何時に投稿すれば効率がいい?
インスタは投稿時間次第で、ユーザーの反応率が大きく変わるツールです。ただし、最適な投稿時間は業界やフォロワー層によって異なるため、どうやって投稿時間を決めたらいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、インスタの投稿時間について、以下の内容を詳しく解説していきます。
- 投稿時間が重要な理由
- 設定方法
- ターゲット別のおすすめ投稿時間
- 業界別のおすすめ投稿時間
- 最適な投稿時間を見つける方法



同じ投稿でも、時間によって反応率は大きく変わります。効率よくアカウントを伸ばして、フォロワー数を増やしていきたい方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
【関係ない?】インスタで投稿時間が重要な理由


こちらでは、インスタで投稿時間が重要な理由を解説します。
- 新しい投稿を優先して表示するアルゴリズムがあるから
- 伸びにはフォロワーの反応が重要だから
- 投稿時間によって好まれる内容が異なるから
それぞれ詳しく解説します。
1. 新しい投稿を優先して表示するアルゴリズムがあるから
インスタグラムのアルゴリズムには、投稿の表示順を決める3つの重要な指標があります。
- Relationship(関係性): フォロワーとの関係の深さ
- Interest(興味・関心): ユーザーの興味に合っているか
- Timeliness(時間の新しさ): 投稿からの経過時間
上記の指標により新しい投稿は優先的に表示されます(Timelinsee)。そして優先的に表示されている間に、どれだけフォロワーから好意的な反応をもらえるか(Relationship, Interest)が重要です。そのため、なるべく良い評価を得られやすい時間帯に、狙って投稿することが求められます。
2. 伸びにはフォロワーの反応が重要だから
インスタでは、まず既存のフォロワーに投稿が表示され、その反応の良し悪しによってフォロワー以外への露出量が決まります。具体的な流れは以下のとおりです。
- 投稿直後:主にフォロワーのフィードに表示
- 反応が良い場合:フォロワー以外のユーザーにも表示拡大
- さらに反応が良い場合:発見タブやハッシュタグページでの露出増加
そのため、フォロワーがアクティブな時間帯に投稿することで、投稿が伸びる可能性を大きく上げられます。逆にフォロワーがスマホを見ていない時間に投稿すると、初動の反応が得られず、結果的に同じ内容でも投稿が伸びにくくなってしまいます。
3. 投稿時間によって好まれる内容が異なるから
時間帯によってユーザーの心理状態や利用シーンはさまざまです。そのため、同じ投稿でも時間帯によって反応は大きく変わります。
- 朝の時間帯(7-9時): 通勤・通学中のため、サクッと見れる軽い内容が好まれる
- 昼の時間帯(12-13時): 昼休み中のため、少し時間をかけて見れる内容でも大丈夫
- 夜の時間帯(20-22時): リラックスタイムのため、じっくり読める詳しい内容が好まれる
自分のアカウントのターゲット層の属性を理解し、その人たちのライフスタイルに合わせた投稿時間と投稿内容を組み合わせるようにしましょうしょう。



インスタを伸ばすには、アルゴリズムに合わせた行動が大切です。効果的にアカウント運用をするためにも、投稿時間にはこだわりましょう。
インスタの投稿時間の設定方法と表示を確認


「インスタの投稿時間をきちんとコントロールする方法を知りたい」という方のために、こちらでは投稿時間に関するインスタの操作方法を解説します。
- 予約投稿の設定方法
- 過去投稿の時間の確認方法
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 予約投稿の設定方法
インスタでは、プロアカウント(ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウント)に切り替えることで、予約投稿機能が使えます。
「最適な投稿時間を見つけたのにきちんと投稿を続けるのが難しい」という方は、ぜひ活用してみましょう。手順は以下のとおりです。








この機能を使えば、フォロワーがアクティブな時間帯を狙って確実に投稿できます。



インスタの便利な機能を使い、本格的に運用していくには、プロアカウントの設定が必須です。
2. 過去投稿の時間の確認方法
過去に投稿した内容の詳しい時間は、現状インスタ上では確認できず、「○日前」としか表示されません。そのため、検証のためなどで詳しい投稿時間を知りたい場合は、以下の内容を自分でメモをとっておくのがおすすめです。
- 投稿日時
- 投稿内容
- いいね数
- コメント数
数値を比べて分析することで、分析にも役立ちます。
【ターゲット別】インスタの平日と週末それぞれのおすすめ投稿時間


効果的な投稿時間を見つけるためには、ターゲット層の生活パターンを理解しましょう。総務省の調査データによると、一般的にSNSの利用が多い時間帯は以下の通りです。
平日: 7-8時台、12時台、20-22時台の利用率が高い
休日: 10時台、20-22時台の利用率が高いが、平日ほど時間帯による差がなく、比較的満遍なく利用されている
こちらでは、ターゲット別の具体的なおすすめ時間帯を見ていきます。ただし、設定したターゲットと実際のフォロワー層が一致しているかは定期的に確認することが大切です。
1. 平日
主婦層:10-15時がおすすめ
主婦をターゲットにする場合、家事が落ち着く日中の時間帯がベストタイミングです。
- 10-12時: 朝の家事を終えてホッと一息つく時間
- 13-15時: 昼食後のリラックスタイム、子どもの昼寝中など
- 避けるべき時間: 朝の忙しい時間(6-9時)、夕食準備時間(16-18時)、子どもが帰宅する夕方以降
子どもが学校や幼稚園から帰宅する前のこの時間帯は、スマホをゆっくりチェックしやすく、投稿をじっくり見てもらえる可能性が高くなります。
会社員層:7-8時台、12時台、21-22時台がおすすめ
会社員は、仕事と生活の両方を考慮して時間帯を考えましょう。
- 7-8時台: 通勤電車の中、出社前の準備時間
- 12-13時台: 昼休み中のリラックスタイム
- 21-22時台: 帰宅後の夕食を済ませてくつろいでいる時間
これらの時間帯は、会社員が比較的余裕があり、SNSをチェックしやすい時間です。
学生層:7-8時台、17時以降がおすすめ
学生は学校や部活動のパターンに合わせて調整します。
- 7-8時台: 通学中の電車やバス内
- 17-19時: 放課後、部活動後の自由時間
- 21-23時: 宿題や勉強を終えた後のリラックスタイム
学生は比較的夜型の傾向があるため、夕方から夜にかけての時間帯での反応が期待できます。
2. 週末
週末は平日と比べて、ターゲット層による時間帯の違いがそれほど大きくありません。全体的に平日より起床時間が遅く、外出する機会も多いため、投稿時間も調整が必要です。
おすすめの時間帯:午前中(10-12時)
- 平日より遅めの起床に合わせた時間帯
- 朝食後のゆったりとした時間
- 外出前にSNSをチェックする人が多い
おすすめの時間帯:夜の時間帯(20-22時)
- 外出から帰宅して落ち着いた時間
- 翌日の予定を考えながらリラックスしている時間
- 週末の振り返りや来週の準備をしている時間
週末は日中に外出している人が多いため、外出前の午前中と帰宅後の夜の時間帯がもっとも効果的です。



とにかくユーザーの生活サイクルと「どのタイミングでSNSを見るリラックスタイムに入るか」を想像することが重要です。
【業界別】インスタのおすすめ投稿時間


業界によってもユーザーの行動パターンは異なります。自分のビジネスがどの業界に当てはまるかを確認し、その業界に最適な投稿時間を参考にしてください。
- 飲食業界
- 観光業界
- 美容業界
- EC業界
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 飲食業界
飲食業界では、ユーザーが「今度のお食事をどこで食べようか」と考えるタイミングを狙うことが重要です。
- 木曜日の夜(18-20時): 週末の外食プランを立て始める人が多い時間帯
- 金曜日の朝〜昼(9-13時): 週末への期待感が高まり、レストラン検索をする人が増加
- 土曜日の朝〜夕方(10-17時): 当日の食事場所を決める人が多い
それぞれのタイミングによって、投稿する飲食店の種類なども変えると、より効果的です。
2. 観光業界
観光・旅行業界では、ユーザーが旅行計画を立てるタイミングに合わせましょう。
- 金曜日の昼〜夜(9-20時): 特に午前9時〜13時の投稿がパフォーマンス高
- 週末前の期待感が高まる時間帯: レジャーや旅行計画への期待が高まるタイミング
金曜日は週末の予定を考える人が多く、観光地やホテル、アクティビティなどの情報に対する関心が高まります。
3. 美容業界
美容業界では、ユーザーが美容情報をチェックする時間帯と、実際にサロン予約を検討する時間帯を狙います。
- 平日の日中〜夕方(13-17時): 特に木・金曜日の13-15時頃が効果的
- 平日夜(20-22時): 仕事や家事を終えてリラックスしている時間
平日の午後は、主婦層や休憩中のOLが美容情報をチェックしやすい時間です。とくに木・金曜日は、週末に美容院やネイルサロンに行こうと考えている人からの関心が高まります。
4. EC業界
EC業界では、ユーザーがオンラインショッピングをしやすい時間帯を狙います。
- 平日昼(12時前後): 昼休み中の空き時間にショッピングサイトを見る人が多い
- 平日夜(21時前後): 帰宅後のリラックスタイムに通販サイトの閲覧が増加
昼休み中は「今度買いたいもの」をチェックしたり、気になっていた商品の詳細を調べたりする人が多くなります。また、平日の夜は一日の疲れを癒やしながら、ゆっくりとオンラインショッピングを楽しむ人が増える時間帯です。
最適なインスタの投稿時間を見つける方法


もっとも重要なのは「アカウント独自の最適な投稿時間」を見つけることです。こちらでは、データに基づいて最適な時間を見つける具体的な方法を紹介します。
- プロフェッショナルダッシュボードを活用する
- 競合のアカウントを確認する
- 時間帯を変えてPDCAサイクルを回す
- ストーリーズのアカウント機能を使う
- メインのフォロワー層を分析する
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. プロフェッショナルダッシュボードを活用する
インスタグラムのプロアカウント(ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウント)を利用している場合、「プロフェッショナルダッシュボード」から以下のデータを確認できます。
- フォロワーがアクティブな時間帯
- フォロワーがアクティブな曜日
- フォロワーの年齢層・地域分布
確認方法は以下のとおりです。
- プロフィール画面右上のメニューから「インサイト」を選択(もしくはプロフィール画面から「プロフェッショナルダッシュボード」を選択)
- 上部のインサイト情報をどこでもいいのでタップ
- 「オーディエンス」のタブをタップ
- 「最もアクティブな時間」を確認
フォロワーが実際にインスタグラムを使っている時間帯が分かります。まずはこの時間帯を参考に投稿してみましょう。



オーディエンスの情報は、過去30日間で100件以上のアカウントがあなたのコンテンツを閲覧している必要があります。
届いていない場合は、リーチを伸ばすために投稿を増やしましょう。
2. 競合のアカウントを参考にする
同じ業界や似たようなターゲット層を持つ競合アカウントの投稿時間を、以下のような観点から調べることも効果的です。
- 競合が頻繁に投稿している時間帯
- いいね数やコメント数が多い投稿の時間帯
- 複数の競合アカウントを比較した際の共通点
競合アカウントの投稿時間をそのまま真似するのではなく、あくまで参考情報として活用し、自分のアカウントでの検証も必ず行うようにしましょう。
3. 時間帯を変えてPDCAサイクルを回す
実際に異なる時間帯で投稿して効果を測定することも重要です。プロフェッショナルダッシュボードで確認できる、フォロワーがアクティブな時間帯と反応率が高い時間帯が必ずしも一致するとは限らない点に注意して、以下のように分析してみましょう。
- Plan(計画): 試したい時間帯を3-4つ選ぶ
- Do(実行): それぞれの時間帯で同程度の品質の投稿を行う
- Check(確認): 24時間後、1週間後のいいね数・コメント数・保存数を記録
- Action(改善): 結果を分析して最も効果的だった時間帯を特定
投稿内容の質によって結果は変わってくるため、各時間帯複数回測定し、比較するのがおすすめです。
4. ストーリーズのアンケート機能を使う
ストーリーズのアンケート機能を活用して、フォロワーに直接「いつインスタを見ることが多いですか?」と聞いてみるのも一つの方法です。
生の声が聞けることは貴重ですが、 アンケート結果は必ずしも正確ではない可能性もあるため、あくまで参考程度に留めておきましょう。
5. メインのフォロワー層を分析する
自分のアカウントの主要フォロワーがどのような人たちなのかを次のように分析し、そのライフスタイルに合わせて投稿時間を考えることも重要です。
- インサイトでフォロワー属性を確認: 年齢層、性別、地域など
- 主要フォロワーの職業や生活パターンを想像: 会社員が多い?主婦が多い?学生が多い?
- そのライフスタイルに合った時間帯を推測: 通勤時間、昼休み、帰宅後など
- 仮説を立てて実際に投稿してテスト: データで仮説を検証
分析した上で他の方法を試していくと、効率的に最適な投稿時間を見つけられます。



最適な投稿時間を見つけるためには、ある程度の試行錯誤が必要です。定期的にデータをチェックして、細かく分析していきましょう。
インスタは投稿時間にもこだわろう


インスタは投稿時間によって評価が大きく左右されるので、こだわって最適なタイミングを探していきましょう。ただし、一度決めた時間に固執するのではなく、定期的に見直しを行い、フォロワーの変化に合わせて調整していくことも重要です。
コメント